七夕、都知事選挙だってのに私はまた山城を登っておりまする(石丸さん大健闘でしたね)
小大名ながら伊達氏と結び、三春を維持した坂上田村麻呂の末裔・田村氏の居城
6日目、寝起きから頭痛の二日酔い起床です。。昨夜夜遊びしてしまいました。昨日郡山駅に到着してホテルに向かう途中、郡山のうすい百貨店の正面出入り口で出張マルエフ横丁が来てたんですよね。
これは並ぼう!と思いましたが長蛇の行列をずっと歩いても最後尾が見つからない、やっと見つけたそこには待ち時間2時間待ちの看板が。。
天候も危なかったのであきらめました。
『東北のみなさん お疲れ生です』と女優さんが語りかける映像も流れてて酒は好きなほうではないものの無性に飲みたくなりラーメン食べたあと飲んでしまいました🍺
で、今朝となるわけです。
といいつ、朝食付きのホテルだったのでまぁ食べますよ、そこは。。
食べ過ぎでチェックアウトギリギリまで横になるもスケジュール組んでるので水を買って駅へ向かいます
雲が一つないと言わないが☀☀☀快晴☀☀☀
まずは福島交通バスで郡山から約30分かけて三春へ向かいます、相変わらず変わった切符
駅前のこれ、まだ気になるのう
(調べたら県内一の超高層ビル「ビッグアイ」で科学館が入ってて地上104.25mと地上から世界一高所にあるプラネタリムとしてギネスブックに認定されているとのこと)プラネタリウム大好きなので行っとけばよかったな
で、三春大町バス停到着、ここから15分歩きます
追手門跡から登城目指します
舗装された坂道(体調わる。。)
ここ、三春小学校の裏山に城趾があるんですね
ここが登城の入口。サクサク歩いてたらスズメバチが何匹もいたので一度後退して長袖羽織って帽子、メガネ、マスクで皮膚を隠し虫除けスプレー振りまいて挑みます
普通に公園がある、ほんとすごいな。地元の小学生は当たり前のようにここまで来てスズメバチが飛んでる中、遊んだりするのか
今回の旅はあじさいに触れまくりました
三春城は山城ですが向羽黒山城と同じくグルグル回りながら本丸を目指す山道とは別で舗装された車道コースがあり所要時間を一気に短縮できます
もちろん車道コースは現代になって整備されてるので、途中の遺構は飛ばすことになります
遺構を見学しつつ戦国時代の武将や兵士たちが攻城して登った道を思い馳せながら登るのもまた一つの楽しみ方ですね
ただ蜂に刺される、熊に襲われる、または転倒して怪我した場合、助けを求めたり救助を呼んだりする際になんとか山道から車道に(近ければ)出れば生存、生還できる可能性は高くなるので車道があるのは助かります
なんだかんだで本丸裏門跡へ
別名の舞鶴城跡
1504年に田村義顕が三春城を築城、田村氏は、伊達氏などの周辺の有力大名と婚姻関係を結び、三春の所領を守ってきました。しかし1590年、豊臣秀吉による奥羽仕置で(小田原征伐の際に伊達政宗は遅参、政宗に従っていた田村氏は秀吉に咎められて)改易されてしまいました。
その後、三春城は蒲生氏、上杉氏、再び蒲生氏、加藤(嘉明の次男)氏と領主が変わっていき1628年、松下長綱が三春城に入城。近世城郭へと改修、さらに松下長綱が改易されると、秋田氏が5万5000石で三春城主になり、それ以降明治維新まで秋田氏が藩主となります。
本丸跡にこの休憩所がありスタンプ台(24時間押印可)が設置されてます、山頂広場といったところ
このように至る所に部屋跡がありました、風呂屋?!珍しい。当時の風呂は蒸し風呂のことなんですよね(漫画『花の慶次』で知りました)
また、ここで我慢できずトイレ行きましたが三春城には誰もいない&トイレ暗くて落ち着かなかった
この小さい石碑には「秋田家祖先尊霊」と刻まれていました。三春藩主である秋田氏を祀ったもので明治に建立されたとのこと
ちなみに何度も取り上げてる幕末の戊辰戦争時ではこの三春藩も奥羽列藩同盟に参加していたが、新政府軍の攻撃を受ける前に降伏して無血開城します。なのでこの旅で巡ってきた城と違い三春城で戦死者はいなかったようです(同盟諸藩からは怒りを買ったでしょうけど藩主として町は荒らされず人命を守った事実は残りますよね)
暑さと藪蚊でもう帰りまする!
三春地方に産する、彩色した木製の馬で日本三大駒、郷土玩具として全国でも有名みたいです
三春城から三春駅まで歩きました、アップダウンの道ですね。。日射しが直撃です
三春駅着、立派な駅舎!中に飲食店やお土産屋もあって充実しています
今さらながら桜が有名なんですね、磐越東線開通100周年で構内には開通時の白黒写真が数枚飾られてました、待合所エアコン効いてないかー。
三春城主田村清顕の娘で1579年に数え年12歳で伊達家に嫁ぎ、政宗の正室となりました。時の政権と良好な関係を保つため、京都・大坂・江戸と遠方の地を転々とする人生を送りながらも愛姫の気丈で繊細な振る舞いは、時の政権者からも一目置かれ、伊達家の正室として丁重な扱いを受け、独眼竜として戦国の世に名を馳せた政宗の生涯を支えたと言われています。まさに柔と剛を併せ持つ「武家の妻の鑑」と言える人物であったと考えられます。とのこと、コーエーテクモさすが八面玲瓏とはピッタリの言葉
また愛姫の侍女となり戦国大名の正室としての心得を教育した片倉景綱の異父姉出政宗の乳母である片倉喜多の存在も大きいですね
大河『独眼竜政宗』では愛姫を桜田淳子(少女時代を後藤久美子)が演じました。桜田淳子ってあの統一教会の合同結婚式で初めて出会った男性と結婚したんですよね。そこだけはまさに戦国の女のようだ
JR磐越東線で郡山駅へ戻ります(1時間に1本レベルで本数少ないので注意)
郡山駅着、乗り換え待ちのため
一旦、駅前の松屋に。この旅、初めて全国チェーン店でメシ食った
ここがラストの城の最寄り駅
てゆーか
もうホームから城が見えます(明日行きますけど)
えっ!?スイカ使えないんですか!
そして無人
駅員も不在で、ここに切符入れて通過してくださいって書いてありますが、そもそも郡山駅でスイカをかざして改札通過してるのでどうしようもない。10分ほど裏に回って声かけたり待ってみたが駅員さんは完全に不在。利用客がいたので聞いてもこの場合はわからないと言われました
仕方なく駅出ました、はいキセルっす
驚いたのは白河駅、すごい洋館風な木造駅舎でオシャレなのだが閑散としてました。飲食店もコンビニもほぼ絶望的にないに等しいです
駅の前に交番があり、事情を説明しましたが『白河駅の次の新白河駅(ICカード可)に行って清算してください』と交通事故があって現場に行かなければならないとのことで、おまわりさんも原付きで出ていき、交通も人がいなくなってしまいました😵
新白河駅は白河駅から一駅ですが電車本数がなさすぎて往復して白河駅に戻るのは時間かかるためこのままホテル行きます
ホテルチェックイン
名前は伏せますがこのホテルは格安ですがかなりレトロな昭和ホテルでした、1階のカビ臭さはいいとしてもWi-Fiなし、エアコンは昭和を思わせる茶色の奥行きガッツリの床置きタイプで効き目弱かったのは痛かった(フロントには謎の世界時計)
スタンプ設置場所にパンフあり
バス停からの経路により三春町歴史民俗資料館には行ってませんが行くとそちらにもスタンプあり、三春の歴史を詳しく知れるのでありだと思います
・スタンプ設置場所
本丸跡、休憩所(24時間可)
三春町歴史民俗資料館
・交通アクセス
JR磐越東線「三春」駅から徒歩約30分
JR磐越東線「三春」駅から町営バスで約10分「保健センター」バス停下車、徒歩すぐ